トラック運転手の転職で後悔する人に共通する5つの勘違い

トラック運転手と4つの勘違いアイコンのイラスト トラック運転手の仕事術

トラック運転手に転職して「失敗した…」と感じてしまう人は…

実は少なくありません。

しかしそれは、その人が悪いわけではなく、
転職前に仕事内容や働き方を十分に理解していなかっただけ──
というケースがほとんどです。

トラックの仕事は、会社や扱う商品、
運行形態によってまったく別の働き方になります。

そのため「給料がいいから」「運転が好きだから」
という理由だけで転職してしまうと、
想像していた仕事と違って後悔することもあります。

この記事では、現役トラック運転手の実体験をもとに
「転職で失敗しやすい人の特徴」を紹介します。

逆に言えば、これらを知っておくだけで転職の失敗を防ぐ可能性はぐっと高まります。

これからトラック運転手への転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。

トラック運転手の転職で失敗する人の特徴

トラック運転手への転職で失敗してしまう人には、いくつか共通する傾向があります。

ここでは、現場でよく見かける「失敗しやすい人の特徴」を具体的に紹介します。

自分にも当てはまっていないかチェックしながら読んでみてください。

給料だけで会社を選ぶ人

 高収入と書かれた求人広告と重い荷物を手積みするトラック運転手のイラスト

トラック運転手の求人を見ていると、「月給35万円〜50万円」
といった魅力的な条件を掲げる会社も少なくありません。

しかし、給料が高い会社には必ず理由があります。
たとえば、手積み・手卸しの業務がある、勤務時間が長い、
夜勤や泊まり運行が多い、休みが少ない、仕事の内容がハード──
こうした条件が付いていることがほとんどです。

また、求人に記載された「〜50万円」という金額は、
実際にはごく一部のベテランや管理者など、
会社でもトップクラスの人がもらっているケースもあります。
初めからその上限まで稼ぐのは難しいのが実情です。

そのため、給料だけを基準に会社を選んでしまうと
「求人票の内容と違う」「想像以上にきつい仕事だった…」
と後悔してしまうこともあります。

大切なのは、給料の数字だけでなく「仕事内容、勤務体系、休日日数」
といった条件を総合的に見て判断することです。

勤務時間を理解していない人

まだ暗い深夜に出社する男性ドライバー

トラック運転手の仕事は、一般的な会社員とは働く時間のリズムが大きく異なります。

たとえば、早朝(2時・3時台)の出勤、夜勤、
長距離での泊まり運行、帰宅時間が読めない勤務などがあり、
この生活サイクルに慣れない人も多いです。

特に家族がいる場合、生活時間が合わずにすれ違いが増えることもあります。

「昼の仕事だと思っていたら夜勤だった」
「毎日帰れると思っていたのに泊まり運行が多かった」
こうしたミスマッチは本当に多いです。

ですから、求人を見るときは勤務時間や運行内容を
事前にしっかり確認しておくことが欠かせません。

ちなみに、トラックの中で泊まる“車中泊”は意外と疲れが取れません。
駐車場探しやPA・SAの満車、トイレ問題、暑さ・寒さ、トラックの揺れや角度など、
ぐっすり寝られないことが多いのが現実です。

仕事内容を理解していない人

運転を想像していたトラック運転手が大量の荷物を検品しているイラスト

トラック運転手の仕事は「運転するだけ」ではありません。
むしろ、運転以外の作業が多い会社もたくさんあります。

たとえば———
手積み・手卸しで荷物を扱う仕事、
冷凍車で寒さの中で作業する仕事、
圧送・生コン車のように現場作業に近い仕事、
フォークリフトや検品作業を伴う仕事など、
会社や車種によって仕事内容はまったく異なります。

実際、運転が好きだから軽い気持ちで転職したけど、
「運転している時間より荷物を触っている時間の方が長かった」
という話も珍しくありません。

こうした「想像とのギャップ」は、
転職後の後悔につながりやすいポイントです。

会社ごとに扱う荷物の種類や作業内容をしっかり確認しておくと、
ミスマッチを防ぐことができます。

危険性を理解していない人

平ボディートラックの荷物の上でシート掛けをするトラック運転手のイラスト

トラックの仕事は、常に危険と隣り合わせです。
運転の危険だけではありません。

特に平ボディ車では、高さのある荷台の上で荷物を固縛したり、
2階ほどの高さでシートを掛けたりと、
思っている以上に危険な作業が多くあります。

足場の悪い場所での積み込みや、雨・風の強い日の作業では、
シートが飛ばされたり滑って転倒するリスクもあります。

こうした作業は慣れれば淡々とこなせるようになりますが、
最初のうちは「怖い」と感じる人が多いのも事実です。

荷台の上や荷物の上に乗って作業すると、想像以上の高さを感じます。
私は高い所が苦手だったこともあり、平ボディの仕事は選びませんでした。

転職前に、どんな作業がある職種なのかをしっかり理解しておくだけでも、
危険を回避する判断がしやすくなります。

「運転だけの仕事」と思っている人

景色の良い高速道路を気持ちよく走る大型トラックのイラスト

「運転だけが仕事」だと思ってトラック運転手に転職してくる人は、本当に多いです。

しかし実際の仕事は、運転以外にもたくさんの作業があります。
積み込みや荷降ろし、荷物の固縛、シート掛け、車の洗車、点検、伝票処理、
そして待機時間──これらもすべてトラック運転手の仕事です。

特にフォークリフトを使う会社では、運転よりも事故のリスクが高く、
神経を使う作業になることもあります。
現場でも、フォークリフト関連の事故報告は非常に多くあがってきます。

トラック運転手は「運転+作業+管理」をすべてこなす“総合職”のようなもの。
運転が好きというだけで始めると、思わぬ負担を感じる人も少なくありません。

フォークリフト作業の危険・安全について書いた記事はこちら👇
トラック運転手が、フォークリフトで1番ヒヤッとする瞬間
フォークリフト作業で「これは必ずやる」と決めている安全ルール

転職で失敗しないためのポイント

ここまで「トラック運転手の転職で失敗しやすい人の特徴」を紹介してきました。

ただ、これは「こういう人はダメ」という話ではありません。
多くの場合、転職前に仕事内容や働き方を十分に理解していなかっただけです。

トラックの仕事は、会社や車種、運ぶ荷物によって本当に内容が大きく変わります。

だからこそ、転職前に
「仕事内容」「勤務時間」「休み」「手積みの有無」「運ぶ物」「車種」
などをしっかり確認することが、失敗を防ぐ一番の方法です。

このポイントを意識して準備しておけば、
トラック運転手として長く安定して働けるはずです。

転職を考えている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
トラック運転手に向いている人・向いていない人【現役ドライバーが解説】
求人票では分からない。トラック運転手の会社選びで大事なこと

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