大型トラック運転手を目指している方の中には、
「フォークリフト免許は必要なの?」
「取っておいた方が仕事の幅は広がる?」
と気になっている方もいると思います。
結論から言うと、必須ではありません。
しかし、私は約30年前にフォークリフト免許を取得し、今では「取って本当に良かった資格だった」と心から思っています。
今回は、私がフォークリフト免許を取得した理由と、約30年間大型トラック・トレーラーの仕事を続けてきた中で感じたことを書いてみます。
30年前にフォークリフト免許を取った理由

約30年前、大型ドライバーを目指して求人票を見ていると、「要フォークリフト免許」という募集がとても多いことに気付きました。
「フォークリフト免許があれば仕事の選択肢が広がりそうだ。」
そう思い、仕事をしていなかった期間を利用して資格取得に挑戦しました。
大型免許とけん引免許は運転免許試験場で一発試験に挑戦し、大型特殊免許は教習所で取得。当時は大型特殊免許があると、フォークリフト技能講習の日数が短縮される制度だったため、先に大型特殊を取得しました。(現在もその制度はあります)
資格は順調にそろいましたが、現実は甘くありませんでした。
大型未経験という理由で何社か面接を受けましたが、なかなか採用されず…。
そこでまずは経験を積もうと、2トントラックの会社へ就職しました。
しかし、2トントラックは毎日手積み・手卸し。
若かったとはいえ、本当にきつい仕事でした。
2〜3年ほど頑張りましたが、大型へ乗れる気配がなく転職を決意。
現在の会社へ入社し、大型トラックを経験した後、トレーラーへ乗務するようになりました。
気付けば、大型・トレーラーの仕事だけでも約27年。
今振り返ると、あの時フォークリフト免許を取得していたことが、大きな財産になったと感じています。
大型トラックの手積みは本当にきつい

2トントラックの手積み・手卸しでも十分大変でした。
それが大型トラックになると荷台はさらに大きくなります。
もちろん荷物によって仕事内容は違いますが、体力勝負であることに変わりはありません。
実際に今でも手積み・手卸しをしているドライバーさんを見ることがあります。
荷台の天井近くまで荷物を積み上げ、荷物の形や大きさ、重さがバラバラなら、体力だけでなく頭も使います。
本当に大変な仕事です。
それに比べると、フォークリフトでの積み卸しは体への負担が圧倒的に少なくなります。
40代前後から腰をよく痛めるようになり、体力も衰えてきた50代…体のあちこちが痛くなってきた今は、
「フォークリフト作業の仕事で本当に良かった。」
と心から思います。
年齢を重ねるほど、この思いは大きく感じるようになりました。
フォークリフト作業は「精神的にはきつい」けど「肉体的には圧倒的に楽」

「フォークリフト作業は楽でいいね。」
そんな声を聞くことがあります。
確かに、体力面だけを考えれば手積み・手卸しより楽です。
しかし、精神的な負担は決して小さくありません。
フォークリフトは、手では持てない重さ・大きさの荷物を扱います。
だからこそ、
- 人との接触事故
- 荷物の破損・転倒
- 物への接触
- 爪で商品を傷付ける事故
など、一つのミスが大きな事故につながります。
私は以前、「フォークリフト事故を防ぐために意識していること」という記事も書きましたが、フォークリフトはトラックの運転とは全く違う難しさがあります。
だからこそ、いつも集中力が必要です。
肉体的には楽。
でも精神的には気を抜けない。
これが約30年間仕事をしてきて感じる、率直な感想です。
まとめ|大型ウイング車×フォークリフト作業はおすすめ

もちろん仕事には向き・不向きがありますし、すべての大型トラックの仕事が同じではありません。
それでも私個人としては、
「大型ウイング車 × フォークリフト荷役」
この組み合わせが最も働きやすいと思っています。
手積み・手卸しが少なく、シート掛けもなく、フォークリフトの技術も身に付く。
もちろんフォークリフト作業にも責任やプレッシャーはあります。
それでも、約30年前に取得したフォークリフト免許は、今でも私の仕事を支えてくれている資格です。
これから大型トラック運転手を目指す方や転職を考えている方なら、フォークリフト免許は取得しておいて損のない資格だと思います。
30年前の自分にひと言伝えられるなら、
「あの時取っておいて正解だったぞ。」
そう胸を張って言えます。


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